前頭側頭型認知症とピック病


名字
メールアドレス

前頭側頭型認知症は一般的な老人性の認知症とは違って比較的若い年齢層の人でも発症する認知症の一つで、タイプは大きく分けると3つのタイプに分けられると言われており、それぞれの原因があると言われています。

その中でピック球と言われる異常物質が神経細胞の中にたまっている状態のタイプを「ピック病」と呼んでいて、この症状はピックという医師が発見した事から名前がつけられていると言われているのです。

ピック球が神経細胞の中で増殖するとどのような事が起こるのかというと、前頭葉と側頭葉の委縮していくのが代表的な症状なので、前頭葉がつかさどる感情や行動などの抑制がきかなくなったり性格が変わったりするという特徴があります。

さらに側頭葉のつかさどっている言葉や言語や記憶といった部分にも障害が出てくるので、患者だけではなく家族の介護なども非常に大変になっていきます。ちなみにどうしてこのように脳の委縮が始まるのかのメカニズムはわかっていません。

そしてこのピック病という病気もピック球が神経細胞にたまっている事はわかるのですが、なぜこのピック球が神経細胞にたまるのかの原因というのは、ほとんど解明されていないというのが現状のようです。

現代医学をもってしても解明もできなければ治療方法も確立していないために、発症してしまった人は進行するのを待つしかないというのが現実のようです。ただ最近では初期の段階で発見出来れば進行を遅らせる事は可能ではないか?とも言われています。

Page Top

日本の音楽 inserted by FC2 system