前頭側頭型認知症の介護のコツ


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前頭側頭型認知症という病気は65歳以下の若い人が発症すると言われている認知症で、ピック球が増加しておこるピック病や物の意味がわからないのに使えるという意味性認知症や進行性非流暢性失語症などに分けられています。

日本では症例が少ないために専門に扱っている医師がいないというのと、一度発症してしまうと委縮が止まらないのにこれといった治療法が無いというのも手伝って、現在この病気で苦しんでいる患者さんの家族はたくさんいると言われています。

前頭側頭型認知症の場合は看護というのではなくて、介護という状態になってしまうために家族はとても大変な状態になると言われています。その原因は患者さんの症状が通常の認知症とは違った症状や行動をするからだと言われています。

前頭側頭型認知症を発症すると前頭葉と側頭葉だけに委縮が始まります。なので、記憶があいまいになったり感情が制御できなくなったり言葉がうまく出てこなくなったりしますが、初期の段階では普通に動く事はできるのでとても大変です。

行動する事はできるのであちらこちらに移動しますが、性格や物事の良し悪しを判断できないので、反社会的な行動に出る事が知られています。ところが悪い事だと周りの人は注意をしたり止めたりしますが、実はこれが逆効果で患者さんは暴れたりします。

なので介護をする側の注意点としては、患者さんは物事の良し悪しがわかっていない小さな子供と一緒であるという事を認識する必要があります。そして徐々に言葉が出なくなるので患者さんの言いたい事や伝えたい事を察知してあげる事も介護のコツです。

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